★方位★ |
|
会社や店舗の向きは、それぞれの業種にふさわしい方位があります。
そして、その方位は経営者の吉方位と一致していなければ、いけません。
目的は財運ですから、住宅の場合の方位とは、必ずしも一致しません。 |
|
|
★方位の分け方★ |
東西南北を四方位と言いますね。その間にある東南、南西、北東、北西を入れて、八方位と言います。
我々一般人には、ここまではわかりますね。
風水では、全方位を八方向に分けて、それぞれの方位を、天てん、沢たく、火か、雷らい、風ふう、水すい、山さん、地ち、と呼んでいます。
つまり、宇宙森羅万象を集約して象った言葉に分けられています。 |
|
いわゆる、易の原点の「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の八卦,つまり八方位ですね。
そしてさらに方位を細かく分けて、二十四方位、はっぱ六十四卦、六十四方位となるのです。
いづれにしても風水とは、これらの方位の考え方から来ています。最近の流行みたいに思われていますが、実は三千年の昔の 孔子の時代からあるのです。
唐の都も元の都も、平城京も平安京の建設も、みな風水の原理で作られているのです。解りやすく云えば、立地条件と言う事です。
お店も当然、立地条件が大切と言う事ですね。
|
★方位の決め方★ |
|
部屋の間取りなど、家相で大切なのは、八方位です。
中国流の風水では45度ずつ均等ですが、日本流の風水では右の図のように、東西南北は30度ずつ、東南、南西、北東、北西は60度の範囲となります。
そして、正確さが物言うことになり、磁石もあてになりません。電磁場の影響でしょうか、部屋の中では、場所によって針が動くのです。
私としては、お店の場所決めは、地図を頼りにすべきだと思いますね。ただし、地図の方位マークは真北です。 |
しかし、風水では磁北を北とします。磁北は真北から西の方向に、地域によって6度から7度傾きますから、注意しましょう。
|
★貧相と盛相★ |
商売によって、大切な方位が違います。その該当する方位が、貧相となっているとその商売はうまくいかないと、言われています。
「貧相」とはどういうことかといいますと、大事な方位が壁でふさがっていたり、水周りがあったり、汚れていたり、もので溢れていたり、倉庫などの重要ではない部屋になっている場合を指します。
|
|
「盛相」とはどういうことかといいますと、大事な方位が大きな窓であったり、店の入り口であったり、掃除が行き届き、整理整頓されていつもきれいだったり、売り場や客室などの 重要な部屋になっている場合を指します。
しかし、たとえそうなっていても、外壁が大きく凹んでいたり、出っ張っていたりしてはいけません。出っ張る場合は、その面の三分の一以下の範囲がごくわずかだと、逆に効果を高めます。
また、大事な方位であっても、北東の鬼門や南西の裏鬼門の場合は、窓を大きくしないことが、盛相となりますので、注意してくださいね。
|
|
★業種ごとの方位★ |
▼南に影響を受ける業種は、知的商売やデザイン関係、センスを要求される商売です。
ただし、水槽などの水気はあっては、いけません。
▼西に影響を受ける業種は、バー、キャバレー、スナックなどで、女性との関わりが深い業種です。
▼南西に影響を受ける業種は、女性に関係ある職業、大衆的なものを扱う業種、女主人が経営する店舗で、女心をつかむには最適です。
ただし、玄関入り口がこの方位のど真ん中、つまり裏鬼門にあっては、いけません。
店舗の入口が南西の坤宮にあると、「事業の衰退」を意味する衰相となるのです。 |
|
▼北西に影響を受ける業種は、すべての商売と言えるほど、大切な方位です。ここが盛相だと、他が少々貧相でも補ってくれるほどです。代々繁栄を続ける老舗に多いと言われます。
▼北に影響を受ける業種は、水商売関係全般です。この方位は深夜の12時を示します。
この方位が盛相だと、一般的には事業は、時が経つにつれて、少しずつ良くなります。
▼北東に影響を受ける業種は、窓を大きくしないことが、盛相となりますので、注意してくださいね。また、入り口もこの方位のど真ん中、つまり鬼門にあっては、いけません。
▼東に影響を受ける業種は、新規事業や時代の先端を行くような商売が 適しています。
▼東南に影響を受ける業種は、人の出入りが多い商売に適します。ここが盛相だと、どんな商売でも繁盛すると 言われています。また、この方位の入り口は、八方位の中で最も吉相なので、自動的に盛相となります。
|